山下和仁氏の娘さん、山下愛陽さん
- 2022/05/02 08:30
- カテゴリー:クラシックギター
2017年のことですから5年前です。
彼女の父上 Kazuhito Yamashita 山下和仁氏も室内楽で素晴らしい技量を発揮しますが、娘さんKanahi Yamashita 山下愛陽さんが、独奏だけでなくアンサンブル奏者としてこれほど楽しくワクワクするような演奏ができるまでに成長されました。
国際コンクールの準決勝というよりも普通の演奏会です。まだまだ学ぶことが多いのは当たり前ですが、年齢にふさわしい華が感じられ、素晴らしいです。ご両親の喜びも一入だろうと想像します。
若い娘さんらしい魅力が演奏に溢れ、押しつけがましさが感じられないのも助かります。
https://www.youtube.com/watch?v=MT-maA79cFQ
個人的には、合わせもので気をつけることが多いのを再確認させられました。2月の公演で共演者に余分な負担をかけてしまったことを反省しました。世の中はGWですが、音楽家に休みは無いというワルカー師匠の言葉を胸に、秋に向けてさらいます。
それから、このコンクールのために作曲された新作の出来不出来はともかくも、楽譜のアナリーゼと解釈については、多くのギタリストが不得手なようですね。
余談ですが、この独奏曲の作曲依頼スポンサーの「エルンスト・シーメンス」がドイツ系の貴族シーメンス家だったことを知りませんでした。長生きはするものですね。
そう言えばウィーンの博物館「ハウス・オブ・ミュージック」もシーメンスの出資でした。シーメンス社の担当者からの依頼で、オープニング宣伝で使われた「来て・観て・感じて」の日本語キャッチフレーズをひねり出すまで一人で黙々と悩んだのを思い出しました。